日経平均株価波動分析 【月足中期波動】2022.03.23

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2020年3月来のパターン

月足を示す。

2020年3月以来のパターンはダイアメトリックフォーメーションと見られ、先日の安値24681をもって6番めの波(F)を完了したと思う。

ここまで(A)から(F)の六つの波のうち、(A)(C)(F)の内部波動はそれぞれ一回り小さなダイアメトリックフォーメーションを形成している。

時間の均等性

また、これらの(A)(C)(F)5.56.5ケ月のほぼ均等な時間を持っていることがわかる。

内部波動の各波に「時間の均等性」が見られることは、ダイアメトリックフォーメーションというパターンの特性として知られている。

値幅は予断できず

ダイアメトリックは(A)(G)の7波動で構成されるので、最後の波(G)が開始されたものと考えている。

(G)の挙動はさまざまで、思ったほど伸びないこともあれば、波(A)と同等規模となるケースもある。

2021年の高値水準3070030800は当然レジスタンスとして想定されるところだが、ここをクリアしてなお上昇基調が維持されるのならば、波(A)クラスの上昇も考慮される。

具体的には3500036000水準となる。

現時点では31000手前で叩かれるのか、3500036000まで到達するのか、あるいはどちらでもない水準のどこかでパターンを終えるのか断定はできない。

ダイアメトリックというパターンは価格(値幅)については振れ幅が大きいのである。

時間の目処

いっぽうで時間については「時間の均等性」が作用する傾向がある。

先述した(A)(C)(F)と同様の時間規模となれば、波(G)は完了まで65.56.5)ケ月前後かかるかもしれない。

また、波(G)にかかる時間の最長限度は、隣接する直前の三つの波(D)(E)(F)の合計から求められる。

これは10ケ月となる。

よって波(G)6ケ月から最長10ケ月程度のあいだに完了するという想定には幾許かの公算がある。

具体的には20228月から20231を見ていくことになる。

なお、より長期的な見解については「長期波動」タグからご参照願いたい。

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