
たていしまさおと申します。本サイト「WAVE RESEARCH」で、日経平均株価をネオウェーブ理論とサイクル分析で読み解く週次レポートを執筆しています。
テクニカル分析との歩み
テクニカル分析との出会いは1990年代末、エリオット波動を知ったことにさかのぼります。関連の書籍を読んだり、日足・週足はいうに及ばず1分足まで追って波のカウントに取り組んでいました。当時のネット上に分析を公開していましたので覚えていらっしゃるかたもおられるかもしれません。こうした活動は2000年代終わりごろまで続き、この時期に、テクニカル分析をもとに相場を読み解く姿勢の基礎が培われたと感じています。
しかしそれと同時にエリオット波動の限界を実感することも増えていきました。
「第3波(インパルス)のはずなのにどう見ても内部は調整波(3波構造)としかカウントできない」
「エンディングダイアゴナルだったはずなのにそこからさらに急伸?」
「戦後の日経平均の上昇はかなり無理をしないとインパルスとカウントできないのでは?」
こうした矛盾や疑問を抱えるようになったことでモチベーションも低下し、その後十年余りこの分野を離れることになります。そして2020年、縁あってふたたび分析に向き合うことを決めました。そのとき私のかたわらには『Mastering Elliott Wave』という本が置かれていました。ここから現在に至ります。
ネオウェーブという選択
私が現在依拠しているのは、グレン・ニーリー(Glenn Neely)のネオウェーブ(NEoWave)理論です。ニーリーは上に挙げた『Mastering Elliott Wave』の著者です。
ネオウェーブとは、エリオット波動を包括し、整備拡張した理論体系――つまりSuperset、日本人になじみやすく言えば「上位互換」にあたります。波動カウントの恣意性を抑え、再現可能性を高めた点に、私は大きな価値を見出しています。
さらに本サイトでは、ネオウェーブに加えてサイクル分析を併用することで、価格構造と時間軸の両面から相場を立体的に捉えることを試みています。
ニーリー理論の詳細をお知りになりたい方は上掲同書をご一読ください。ただしこの本は比較的難解な部類に属します。また出版から三十数年を経ており、その後加えられた数多くのアップデート内容は含まれていません。
執筆について
大学院では日本文学を専攻し、修士課程を修了しました(國學院大學大学院文学研究科、1997年)。分野はまったく異なるとはいえ、文章を扱う訓練を長く積んできたことは、現在の週次レポート執筆において、論理の運びや言葉選びを支える基盤となっています。
サイト開設以来、約4年で800本を超える分析記事を蓄積してまいりました。月額3,300円のサブスクリプションでは、最新の週次レポートと併せて、これらのアーカイブもすべてお読みいただけます。
結びに
相場を当てることではなく、相場を理解すること――それが本サイトの一貫した姿勢です。理論と再現性に基づく分析を、これからも誠実に積み重ねてまいります。
真摯に相場に向き合う読者のみなさまを、心より歓迎いたします。