※サイクル理論の基本的な知識については、レイモンド・A・メリマンの『相場サイクルの基本』を参照していただきたい。
今週(6月第4週:6月20日~6月24日)は3月9日のPC(プライマリーサイクル)ボトム24681から15.0~15.5週が経過する。また、5月12日の½PC(ハーフプライマリーサイクル)ボトムからは5.5~6.0週である。
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PCボトム形成への急落
日経平均は6月9日に高値28389をつけたが、その後、先週一週間で2600円幅強(-9.4%)の急落となった。
6月9日28389は、現行PCの後半、13.5週目に出現したわけだが、結果的に3月25日の28338とダブルトップを形成したことから一気に弱気優勢となった。

先週は5月12日の½PCボトムから4.5~5.0週ということで、前回記事では
まずMCボトムを考えるのが順当であって、そうしたプロセスに齟齬が生じてきたことが明確になればPCボトム形成との見方にシフトしていく。
日経平均株価サイクル分析 2022.06.12
と述べたが、今回の急落の規模を考えるとPCボトムに向けた動きと考えるしかないだろう。