日経平均株価サイクル分析 2023.01.02

今週(1月第1週:1月4日~1月6日)は10月3日のプライマリーサイクル(PC)ボトム・25621から13.0~13.5週が経過する。

また、メジャーサイクル(MC)ボトムの可能性のある11月4日安値・27032からでは8.5~9.0週目であるが、12月8日安値・27415もまたMCボトムの可能性を持ち、そこからは4.0~4.5週目となる。

前回記事までは、11月24日高値・28502以降の下落がハーフプライマリーサイクル(½PC)ボトムに向けたものであるとの立場で解釈してきた。「サイクルの中間で際立った下落」が「1~4週程度」生じるとの見方である。

前回2022年12月25日付記事掲載チャート

しかし現状は年明けも続落の見込みとなっており、高値からの下落は5.5~6.0週に及ぶ可能性が高い。これは「1~4週程度」とした下落期間から逸脱するものだ。

さらにプライマリーサイクル自体が13週超の時間帯に入る。平均16週であるPCオーブは、およそ12~20週のレンジと見られ、つまり、時間帯としてはPCボトムをつけても不思議ではない位置に差し掛かっているのである。逆にここから数週間以内に改めてサイクルトップをつけ、さらにサイクルボトムをつける動きまでこなすというのは、あまりに慌ただしい。そう思うのは自然なことだろう。

ただしそうなると、24ケ月サイクルボトムである2022年3月安値・24681から数えて三つめのプライマリーサイクルとして、前PCのトップである8月高値・29222を超えることなく、むしろ前PCのボトム・10月安値の25621に接近するような動きはどのように捉えれば良いのだろうか。

ポイントは、24ケ月サイクル(もしくは16ケ月サイクル)プライマリーサイクル(12~20週)のあいだに存在するサイクルだと思う。

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