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日経平均株価サイクル分析 2024-05-05

5月第2週(5月7日~5月10日)は、4月19日安値・36733から2.5~3.0週が経過します。

ここまでは36733から4月30日の38608にかけて1.5週の上昇を見せており、36733PC(プライマリーサイクル)ボトムであった可能性は徐々に高まりつつあります。この場合、2023年10月30日安値・30538から36733までが24.5週のPCであったことになります。24.5週は通常のPCレンジをオーバーしていますが、近年では2018年7月~12月にも同等規模のPCが存在しています。

4月19日の36733から新規PCがスタートしているのであればボトムから通常3~5週程度の上昇が見込まれますので、5月第2週~第4週頃までは上昇優位の傾向が続いてもおかしくはありません。ただこれは逆に言えば、3~5週程度の上昇が見られないうちは36733PCボトムとするのは確実ではないということでもあります。

36733を始点としてPCのサブサイクルを見れば、MC(メジャーサイクル)は通常5~7週程度ですので、次に安値が生じる時期として、5月下旬から6月上旬付近に第1MCボトムが来る可能性が高くなります。ただしサブサイクルMCではなくハーフプライマリーサイクルであれば、ボトムは6月中旬頃までずれ込む余地もあるでしょう。

こうした強気の見方は4月19日の36733が維持されることが前提です。もし今後36733割れが生じるようであれば、PCの構造も含めて修正が必要になるかと思います。前回も書きましたが、2022年3月始点の22ケ月サイクル19.0ケ月目の2023年10月でボトムをつけたのか、25~26ケ月に及んでいるのか(これはまだボトムをつけていない可能性も示唆します)がクリアになっていない状況では、プライマリーサイクルの解釈にも今しばらく揺れが生じ得ると見たほうがよいでしょう。

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