日経平均株価サイクル分析 2024-05-11

5月第3週(5月13日~5月17日)は、4月19日安値・36733から3.5~4.0週が経過します。

5月7日には高値・38863までありましたので、4月19日からは2.5週上昇したことになります。4月19日がPCボトムであったとすれば、通常3~5週程度の上昇が見込まれるところ。2.5週の上昇ではまだ強気とも弱気ともとれる段階です。今後38863を上回って上昇期間が伸びてくれば、4月19日をPCボトムとして強気想定が優位になるでしょう。

プライマリーサイクルのサブサイクルは、3~4個のMC(メジャーサイクル)か、二つの½PC(ハーフプライマリーサイクル)、もしくはMC½PCの混合パターンからなると考えられます。MCであれば5~7週程度のボトム間隔ですので、第1MCボトムは5月下旬から6月上旬付近に来ることになります。強気であれば第1MCトップに向けた上昇がボトム直前まで継続してもおかしくありません。MCではなく½PCとして進行している場合、½PCボトムの時期はもう少し遅くなり、6月中旬頃までずれ込む可能性もあります。

こうした短期サイクルのボトム時間帯に際して、4月19日の安値・36733を下回ることなく経過するのであれば、現行プライマリーサイクル全体としては強気を想定することになるでしょう。逆に36733割れが生じれば弱気のPCが進行していると考えることになります。

当ブログではプライマリーサイクルより一回り大きなサイクルを36週サイクル(オーブ:28~43週)としています。現行の36週サイクルは2023年10月30日の30538を始点として、5月第3週にはオーブ下限の28週目に入ってきますので、ここからは36週サイクルボトムを形成する安値に対して一定の警戒が必要になってくるでしょう。ただしこの36週サイクルのボトム時間帯は最長で8月末(43週)まで継続します。現行PCのボトムもおそらくこの期間(5月第3週~8月最終週)のうちのどこかに来るものと見られます。それまでにはPCの様相ももう少しはっきりしていることと思います。

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