日経平均株価サイクル分析 2024-05-18

5月第4週(5月20日~5月24日)は、PC(プライマリーサイクル)ボトムと見られる4月19日安値・36733から4.5~5.0週が経過します。

5月16日には高値・38949まであり、上昇期間は4.0週に伸びてきました。これによって4月19日の36733から新規プライマリーサイクルが始まっていること、そしてそれは強気相場として進行している可能性が示唆されるようになってきたと思います。

プライマリーサイクルサブサイクルは一般に、3~4個のMC(メジャーサイクル)か、二つの½PC(ハーフプライマリーサイクル)、もしくはMC½PCの混合パターンから形成されると考えられます。現行のサブサイクルがMCであれば通常5~7週程度のボトム間隔ですので、第1MCボトムは5月下旬から6月上旬付近に来るものと見られます。ただし5月13日安値の37969が3.5週目でしたので、これも第1MCボトム候補として考慮する必要があるでしょう。この場合、今後第2MCの上昇が複数週にわたって継続することも考えられます。

また、サブサイクルがMCではなく½PCとして進行している場合、½PCボトムの時期はもう少し遅くなりますので、安値の出現が6月中旬付近までずれ込む可能性もあります。

当ブログではプライマリーサイクルより一回り大きなサイクルを36週サイクルオーブ:28~43週)としています。現行の36週サイクルは2023年10月30日の30538を始点としていますので、次の36週サイクルボトムは5月第3週から8月最終週のあいだのどこかに出現する見込みです。既にオーブに入っているわけですが、プライマリーサイクルとしては始まってまだ数週しか経過していません。通常、PCボトム36週サイクルボトムは一致する可能性が高いことを考えると、36週サイクルオーブ上限である8月最終週までに、プライマリーサイクル自体は最長で18~19週程度になることも考えられます。もちろんこれより早く終了する可能性もあります。前PCが24.5週まで極端に延長したことから、現行PCが逆に短縮されてもおかしくはないとも言えるでしょう。実際、2023年以降、PCのレンジは「10.5週→22.0週→10.5週→24.5週」と短縮と延長を交互に繰り返しており、こうした規則性が今回もあてはまる可能性はゼロではありません。10.5週まで極度に短縮されるケースでは、PCボトムは7月初週となります。これは36週サイクルでは35週目にあたります。

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