日経平均株価サイクル分析 2024-05-25

5月第5週(5月27日~5月31日)は、PC(プライマリーサイクル)ボトムと見られる4月19日安値・36733から5.5~6.0週が経過します。

直近の日経平均は4.5週目である5月20日に高値・39437をつけたあと、24日には38367まで下落。383675.0週目での安値となります。

プライマリーサイクルサブサイクルは一般に、3~4個のMC(メジャーサイクル)か、二つの½PC(ハーフプライマリーサイクル)、もしくはMC½PCの混合パターンから形成されると考えられます。現行のサブサイクルMCであれば通常5~7週程度のボトム間隔ですので、24日の38367(5.0週)は第1MCボトムの候補といえるでしょう。ただし20日の39437を上回らないうちは、あと1~2週程度(6月上旬ごろまで)はMCボトムの時間帯ですので、再度38367を割り込む可能性は排除できません。

また、サブサイクルMCではなく½PCとして進行している場合、½PCボトムの時期はもう少し遅くなり、6月中旬付近までずれ込む余地もあります。

現行PCはどのくらいの長さになるでしょうか。2023年以降を見るとPCのレンジは「10.5週→22.0週→10.5週→24.5週」と短縮と延長を交互に繰り返しています。こうした規則性が今回もあてはまるようでしたら、現行PCは短縮される番になりますので、最短で10.5週程度というケースも考えられます。これは7月第1週に相当します。

当ブログではプライマリーサイクルより一回り大きなサイクルを36週サイクル(オーブ:28~43週)としていますが、現行の36週サイクルは2023年10月30日の30538始点ですので、上述の7月第1週は35週目。標準的な36週サイクルに近くなります。仮に36週サイクルオーブいっぱい(43週)にまで伸長する場合、ボトムは8月最終週。現行PCにあてはめると18.5週ですので、PCの標準的なオーブ(12~20週)にも適合するかたちとなります。

こうして36週サイクルとのバランスを考慮すると、現行PCは7月第1週から8月第5週までのあいだに安値、PCボトムをつける可能性が高いのではないかと思います。PCトップ(高値)はこれに先行しますので、6月から8月のあいだに高値をつけ、その後7月~8月にかけて下落場面が出現する、というのが現時点で考え得るシナリオです。

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