日本の株価の長期サイクルについて

日本の株式市場(戦後は日経平均)のサイクルを見ていくと、現時点で世界恐慌時の1931年のボトムから2008年のボトム(もしくは2009年のダブルボトム)までが最も長く、およそ77(77.34)年の間隔となっている。これは単純に「77年サイクル」と言ってよいのだろうか。

この長期サイクルの内部では、まず1965年に目立ったボトムが確認できる。1931年からでは33.71年目。1965年から続けて同様の33~34年を探すと、3333.25後の1998年にもいったんボトムをつけている。ただしこの後ITバブルの高値を経て2008(2009)年まで再度下落した。その期間約10(10.38)年33年サイクルはあってもよさそうだが、そこに余分な10年が付く。この10年は何であろうか。

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