日経平均株価波動分析 2022.06.11

6月10日の日経平均は高値28044から安値27795までの動き。
10日夜に米国市場が大きく下げたこともあり、週明け13日は27400前後も見込まれている模様だ。

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週足で26578を割れなければ上昇継続

前回の記事では、週足チャートにおいて

パターンは不明であっても「B?」の27523を割り込まないかぎりは上昇基調を維持していると考えることになる。割り込んだ場合は「A?-B?-C?」までをひとかたまりとして、さらに大きなパターンが形成されることになろう。

日経平均株価波動分析 2022.06.09

と述べた(「A?-B?-C?」は今回のチャートでは「a-b-c」)。

米国市場の動きから6月第3週(6月13日~)は27523を下回る可能性があり、その場合(c)波a-b-cの三波動構造から始まる何らかの調整波パターンを形成する見込みだ。三波動構造を内包してインパルスパターンとなる例外は、ターミナルインパルス、エリオット波動で言うところのエンディングダイアゴナルを形成するケースに限られる。こちらにも一応の留意は必要だろう。

5月25日の26578を起点とするa-b-cは、下図の破線青で示したパラレル(平行)チャネルに沿って上昇、何らかのパターンのA波を形成した。

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