日経平均株価波動分析 2023.02.04

今週(1月第5週/2月第1週)の日経平均も、その大半の時間を狭い値幅の保ち合いで推移したが、2月3日には27612まで上昇。まだ確実ではないが、保ち合いを抜け出た印象がある。

日足チャートでは、前回記事でおこなったラベリングに沿ったかたちで27600台に乗った模様。

この保ち合い「a-b-c-d-e-f-g」は1月16日から数えて四つめの波、D波にあたる。これはインパルスの「第4波」ではないことに注意されたい。もしインパルスなら「第2波」の部分(チャート上のB波)が「第1波」(チャート上のA波)より細分化し、時間も消費するはずであるが、そうはなっていない。

よって1月16日からの上昇はインパルス(1-2-3-4-5)ではなく、コレクション調整波(A-B-C-D…)の構造で進行している。かたちばかりにとらわれて時間関係を無視すると、適切なラベリングにはならない

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