日経平均株価波動分析 2024-05-12

日足チャートでは破線赤で示すように、4月24日以降トライアングル「.A-.B-.C-.D-.E」の可能性が出てきています。特にここ数日の収縮傾向はそうした見立てを支持するでしょう。ただし38000を大きく割れるようなことがあれば、トライアングル説はいったん白紙にすべきかもしれません。

日足でのトライアングルは、週足ではフラット「.A-.B-.C」に相当します。5月第3週(5月13日~17日)のうちに38863を上回ってくると、フラット完了の可能性が高まります。4月19日の36733からはパターン不定の「a-b-c…」が進行していると見られますので、38863超えはc波の上昇に入っていることを意味します。この場合c波は1~2週続く可能性があります。

もう少し大きく見ると、3月7日の40472からパターン不定「A-B-C-D-E…」の可能性があり、4月19日からはD波に該当します。D波B波オルタネートするのが通常のふるまいであり、これはB波よりも価格時間複雑度が増大する可能性を示唆します。実際、時間複雑度の面では既にB波より大きくなってきています(破線ピンクのボックス参照)。D波は今後もしばらく継続することで、価格(値幅)面でもB波を超えていくと見ることが現時点では自然ではないかと思います。

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