日経平均株価波動分析 2024-05-23

日足が進行するにつれ、4月19日以降の現行パターンについてわかってきたことがあります。

4月26日~5月7日と5月14日~20日の上昇(破線ピンクのボックス)は、値幅時間においてほぼ同一規模となっています。これらをその位置からそれぞれc波e波とします。

また、c・e波と逆方向の波であるb波d波f波の三つの波(破線青のボックス)のあいだには、値幅に均等性が認められるといってよい状況です(ただしbdfとわずかに収縮もしています)。

こうして同じ方向の波同士に近似した値幅が見られることで、4月安値以降全体としては、上方向にゆるやかな傾斜を保った動きが継続していることになります。このような値幅の均等性を示すパターンとしては、a~iの9波動構成となるシンメトリカルフォーメーションを考えることができるでしょう。その場合、現在は6波動目(f波)が終わった可能性があり、このあとg・h・iの三つの波を残していることになります。おそらくは6月初め、もしくは上旬ごろまでこうしたゆるやかな上昇が続く可能性が高くなってきたのではないかと思います。

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