日経平均株価波動分析 2024-05-28

日足は5月20日の高値・39437から調整f波に位置していると見られます。

f波内部の細かなパターンについてははっきりしませんが、直近数日は保合いの様相。g波の上昇に移行する可能性も考えておきたいところです。その場合、c波e波がともに1300円規模の上昇(破線ピンクのボックス)でしたので、g波についても同じ程度の規模を想定します。4月19日からの現行パターンがシンメトリカルフォーメーションであれば、トレンド方向である「a・c・e・g・i」の各波の大半は均等な値幅になる傾向があるからです。

しかし、今後急激に下方向へ振れたり、38000を大きく割り込むような動きが生じる場合は、上述のシンメトリカル想定に疑問符が付く可能性があります。

週足での4月19日以降はパターン不定。破線緑で示す上昇チャネルが有効だとすれば、上方向への動きに優位性があることになります。ただし、進行しているパターンの種類によってはチャネルに収まるとはかぎりません。パターンが特定できないということから、おそらくは何らかのパターンの中間付近を通過している可能性が高いように思われます。高値安値の切り上がりは鮮明ですので、こうした傾向が崩れないうちは強気ベースで見ていくことになります。

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