2020年3月来のパターン
月足を示す。
2020年3月以来のパターンはダイアメトリックフォーメーションと見られ、先日の安値24681をもって6番めの波(F)を完了したと思う。
ここまで(A)から(F)の六つの波のうち、(A)(C)(F)の内部波動はそれぞれ一回り小さなダイアメトリックフォーメーションを形成している。
時間の均等性
また、これらの(A)(C)(F)は5.5~6.5ケ月のほぼ均等な時間を持っていることがわかる。
内部波動の各波に「時間の均等性」が見られることは、ダイアメトリックフォーメーションというパターンの特性として知られている。
値幅は予断できず
ダイアメトリックは(A)~(G)の7波動で構成されるので、最後の波(G)が開始されたものと考えている。
(G)の挙動はさまざまで、思ったほど伸びないこともあれば、波(A)と同等規模となるケースもある。
2021年の高値水準30700~30800は当然レジスタンスとして想定されるところだが、ここをクリアしてなお上昇基調が維持されるのならば、波(A)クラスの上昇も考慮される。
具体的には35000~36000水準となる。
現時点では31000手前で叩かれるのか、35000~36000まで到達するのか、あるいはどちらでもない水準のどこかでパターンを終えるのか断定はできない。
ダイアメトリックというパターンは価格(値幅)については振れ幅が大きいのである。
時間の目処
いっぽうで時間については「時間の均等性」が作用する傾向がある。
先述した(A)(C)(F)と同様の時間規模となれば、波(G)は完了まで6(5.5~6.5)ケ月前後かかるかもしれない。
また、波(G)にかかる時間の最長限度は、隣接する直前の三つの波(D)(E)(F)の合計から求められる。
これは10ケ月となる。
よって波(G)は6ケ月から最長10ケ月程度のあいだに完了するという想定には幾許かの公算がある。
具体的には2022年8月から2023年1月を見ていくことになる。
なお、より長期的な見解については「長期波動」タグからご参照願いたい。