日経平均株価波動分析 2022.03.25

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昨年夏の急騰と同規模に

本日の高値28338で、3月9日安値24681から14.8%の上昇となった。

昨年8月20日26954から9月14日30795までの急騰が14.3%の上昇だったので、これと肩を並べる規模だ。

しかも前回は17.0日かかっていたのに対して今回はわずかに10.5日(これは61.8%の時間比に相当)。

さらに鋭角的な上昇となっている。

急騰は新規パターン開始のサイン

新規パターンの開始時は通常、急騰(急落)を伴うので、このパターンは中期的スパン(おそらく数か月単位)ではまだ始まったばかりと考えられる。

月足の中期波動分析でも書いたとおり、ダイアメトリックフォーメーションの波(G)がスタートしたのであれば6~10ケ月程度続く可能性がある(もちろんこれより早く終了するケースも否定できないが)。

現在の急騰は波(G)を構成する最初の内部波動、波(a)と見られる。ただし波(G)の内部構造がどのような波形となるかは、現時点では調整波であることしかわからない。

サイクルからは今後29388が重要

サイクルにおいても2468124ケ月サイクルボトムであったとすれば同様に、少なくとも数ケ月は次の長期サイクルトップに向かって上昇する見込みが大きい。

ただしこれは1月5日の29388先行PCのトップ)を超えるまでは確証が得られないので、相場が今後数週間以内に29388を超えることなく大きく下落するようであれば、夏に向けて長期サイクルボトムを探る余地は残されている。

来週はレジスタンスラインとどう関わるかがカギ

本日の高値28338は、昨年9月高値から下降してくるレジスタンスラインの直下で止まったところだ。
目先はいったん叩かれてもおかしくはない水準ではある。

来週このラインとどのように関わるか。

仮にレジスタンスラインを超えて騰勢を示すようであれば、トレンドは強いということだろう。この場合1月高値29388も視野に入ってくる。

短期的なラベリングは引き続き保留

短期的にはまだサポートラインを試すような調整が生じていない。

よって引き続き細部のラベリングは保留のままとする。

現時点でチャートにある「3/A」や「B?」は推測に過ぎない

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