日経平均株価波動分析 2022.05.02

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日足:5月6日の動きを見なければわからない

5月2日の日経平均は高値26964から安値26610への動きだった。

4月27日の安値26051からは2.0日間900円強(913円)の反発だが、これは4月18日の安値26571から21日の高値27580までの上昇規模・3.0日間1000円強(1009円)に近いとは言え、現時点では明確な強さとは断言できない。

今週はゴールデンウィークのため、次の取引は5月6日となる。

ここで27000円を大きく超えていくようであれば、4月27日で底打ちした公算は大きくなる。ただしトライアングル中の最高値である27580を上回るまでは確実ではない。

いっぽう27000水準、あるいはその手前で失速するようだと次のようなパターンが考えられるだろう。

1)トライアングルが終了していない

4月14日以降のトライアングル(A-B-C-D-E)の内部構造の解釈によっては、本日高値をD波とすることは可能。よって最後のE波の下落(の一部)が残っていることになる。

2)トライアングルではなくダイアメトリックフォーメーション

トライアングル(A-B-C-D-E)でパターンが完了しておらず、さらに「F」「G」が継続して合計7波動のダイアメトリックフォーメーションを形成しているケース。形状は「蝶ネクタイ」型を示す可能性がある。

週足:フラットからトライアングルへ移行か

本日の動きで、C波27580から26051までの下落を同時間内で全戻しすることが無理なことがはっきりしたため、4月5日以降の調整はフラット(A-B-C)以外のパターンになると思われる。

フラットからの移行としてはトライアングル(A-B-C-D-E)が最も考えやすいところ。

ここまで値幅はA>Cであるため、収縮トライアングルであればECより大きくなることはない。

E>Cとなる水準は25470なので、本日の高値から1500円を超えるような大きな下落が生じた場合はトライアングル以外のパターン(ダイアメトリックフォーメーションなど)が進行していることになるだろう。

サイクル分析については

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