日経平均株価波動分析 2022.05.10

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パターン完了の確認には1000円規模以上の反騰が必要

5月10日の日経平均は25773まで下落。その後引けにかけて26246まで戻した。

5月6日の27072から1.5日1300円弱(1298)下げており、26246までの戻りは下げ幅の38.2%弱(37.0%)。この程度の戻りではまだ下げ止まったかどうかの判断はつけられない。

本日の下落規模からは、第2フェーズの構造が(トライアングルではなく)ダイアメトリックフォーメーション「A-B-C-D-E-F-G」の公算が大きいと推測する。パターン形状はいわゆる「蝶ネクタイ」型なので、終盤(E-F-G)にかけて値幅が拡大傾向を示す。

この場合パターン完了の確認には、昨日の記事でも書いたように、ここまで最大の戻りであったF波+1021円幅/+3.9%)を超える反発が必要となる。25773起点であれば最低でも26800水準、できれば5月6日の27072超えが好ましいところだ。そうした急反発が生じないうちはパターンが終了したとは考えにくい。

ダイアメトリックの最後の波・G波は、時間面では最長で今週末か来週初めまで継続する余地(Gの時間限界=D+E+Fの時間)も残されており、本日の安値が終点になったかどうかはまだわからない。

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