日経平均株価波動分析 2022.04.27

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トライアングルだとしてもバリエーションは不確定

※細部の解釈は変わっていないが、3月9日から23日までを一つのグループ「(a)」まとめたことでラベリングの表記が一部変更されている(例:a→A)。

本日は安値26051をつけたあと26406まで反発。

昨日の記事でも述べたように、3月23日以降の複合調整のうち4月14日からを第2フェーズの調整波とした場合、トライアングル「A-B-C-D-E」が進行していると見ることができる。

このトライアングルが、C波が最長となる「ニュートラルトライアングル」であれば、4月26日の26808からの下落、つまりE波25750水準を割れる可能性は低い。

仮に割れるのだとすればニュートラルトライアングルではなく、E波が最長となる拡大トライアングルということになり、目先は厳しい下げになるかもしれない。

この場合E波は、C波×161.8%25100水準程度までは許容されるだろう。

あるいはトライアングル以外のパターン、例えばダイアメトリックフォーメーション(A-B-C-D-E-F-G)などが進行している場合は、3月安値24681も視野に入ってくることになる。

トライアングルのケースでの完了サインとしては、迅速に26日高値26808を超えることが条件。

複雑化する構造

3月9日以来の全体構造としては、3月23日までの上昇を波(a)、そこからの1ケ月以上にわたる調整を波(b)とまとめるほうが見通しが良いだろう。

波(b)自体は(a)に比べて、日足レベルではきわめて複雑化している(この一ケ月の軌跡を振り返られよ)。

第1フェーズ第2フェーズ」の複合調整であればその終端に近いともいえるが、価格水準の目処は不透明だ。

本日の安値(26051)や3月安値(24681)も含めてどのような水準も許容される、というのが正直なところかと思う。

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