日経平均株価波動分析 2022.05.28

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最終的に収縮トライアングルを形成か

5月27日の日経平均は高値26996から安値26731までの動きだった。上値は27000どころで抑えこまれ、下値も徐々に切り上がりつつ限定的、という収縮傾向が継続した。

週明け30日は、27日夜間の米国市場が堅調だったことを受けて27100円台も見込まれている模様である。

前回5月26日の記事では、

パターン完了地点にきわめて近いところにいるのだとすれば、いくつかの細かな解釈例を挙げてみても罰は当たらないだろう。

日経平均株価波動分析 2022.05.26

として、細かな相違点を持つ四つの解釈例を挙げた。翌27日の相場が収縮傾向を保持したことから、結果的に「2.同じく5月18日からの収縮トライアングル(a-b-c-d-e)がd波・e波を残している」が最も状況にフィットするようである。

前回記事掲載「2.同じく5月18日からの収縮トライアングル(a-b-c-d-e)がd波・e波を残している」

つまり27日の動きがトライアングルの最後のd波e波を形成したことになるだろう。

その後5月27日までの進行

さらにこのトライアングルは、4月14日から始まるダイアメトリックフォーメーション(A-B-C-D-E-F-G)の最後の波・G波を構成する。

パターン内の時間比

そして4月14日からのダイアメトリックフォーメーション(A-B-C-D-E-F-G)自体は、3月末以降の複合調整の後半部分(第2フェーズ)である。ダイアメトリックの内部はその特性とされる「時間の均等性」が支配的であり、最初と最後のA・Gを除くB・C・D・E・Fの各波が平均3.5日の時間を消費することとなった。

また、複合調整は前半(第1フェーズ)と後半(第2フェーズ)、さらにそれらをつなぐX波から構成されるが、第1フェーズ14.0日間であったのに対して、第2フェーズ27.0日間になると見られ、これはほぼ1:2の時間比と言える。

日足レベルでは、(b)波の時間量は(a)波に対して478%と極端に増大している。一般に中央のB波が長期化しやすいとされるフラットパターンであっても、典型的な時間比はA波に対して200~400%が多いと言われるので、今回のケースはかなり時間を食ったほうかもしれない。

ただしこれを週足レベルで見れば、(b)波の時間量は(a)波に対して283%と上記「200~400%」の範疇に落ち着く。

パターン完了の確認のために

冒頭にも述べたように、週明けは27000を超えた水準で展開する可能性が高いと見られる。この一ケ月近く抑え込まれていた水準が突破されることになれば、流れが変わると考える段階に入ってくるだろう。当ブログでもたとえば5月23日の記事で「上昇と下落は拮抗しつつある」として力関係の変化を観察してきたところである。

5月23日掲載分「上昇と下落は拮抗しつつある」

(b)波の最後がトライアングルパターンを形成したことで、最終的に下落のモメンタム(勢い)が消失してパターンを完了することになると思う。

ただそれを確認するには相応の動き(上昇)が必要になる。その基準(物差し)となるのは(b)波の中での最大規模の上昇であった5月12日の25688から18日の27053までの動きである。これを凌駕する上昇、より速く、より大きな上昇が求められる。

日足レベルで言えば6月3日までに28152、週足レベルでは6月第2週(できれば第1週中)までに27990を超える上昇が条件となる。

おおざっぱに言って6月初めまでに28000水準を回復するようであれば、3月末以来続いてきた(b)波の調整が完了したと判断できることになる。もちろんそれは同時に(c)波の上昇が進行していることを意味する。

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