日経平均株価波動分析 2022.03.31

目次

パターン完了の動きが出るまで調整は続く

28101まで反発したが、本日もここ数日のレンジ内の動きにとどまった。

明日(4月1日)のうちに30日の高値28281を超えられなければ、調整(保ち合い)が続いていることになる。

今後3月23日以来の保ち合いを抜け出したと確認できるのは、24日27624から25日28338にまでの動き(チャート上のオレンジのボックス)を上回る規模の上昇が、同等以下の時間で生じた場合である。

おおざっぱに言えば、安値から少なくとも700~800円以上の急騰が条件となる。

ここまでは23日からダイアメトリックフォーメーション(a-b-c-d-e-f-g)が進行している可能性があるが、どのような波形であれ、上述のような急激な動きが生じるまではパターンの完了を確認できない

それまでは保ち合いもしくは下落を基調とした調整局面と考えることになる。

インパルスの可能性存続、ただし複合調整も並存

28日の記事では次のように書いた。

3月9日以来の上昇がインパルス(1-2-3-4-5)だとしたら、現在の調整は最低でも3月31日までは続くことになる。

もしそれよりも前に調整が完了して再度騰勢を見せるのであれば、複合調整(A-B-C-X-A-B-C…)の可能性が高くなるだろう。

日経平均株価波動分析 2022.03.28

これは3月15日から23日までの上昇(5.5日)が「第3波」だとしたら、23日以降最低でも同等の5.5日以上調整しなければ第4波とはならないからだ。

この概念については以下の記事で簡略だが触れておいた。

あわせて読みたい
偽のインパルス 波と波の時間関係の考察は波動分析に欠かせないものだ。 たとえばインパルス(ターミナルを除く)の第4波は最低でも第3波と同等の時間を消費しなければならない。 これ...

本日で5.5日が経過し、パターンの完了がまだ確認できない状況なので、23日からここまでの調整が「第4波」である可能性は存続することとなった。

ただしこれでインパルスと決まったという意味ではない。

複合調整も否定されていないので、双方が並存する状況が続くことになる。

目次