日経平均株価波動分析 2022.05.31

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引き続き見極め段階

5月31日の日経平均は高値27463から安値27250への動き。

4月21日の高値27580には近付いたが、昨日書いた「27600~27700水準」には依然まだ距離がある。2021年9月高値から下降するレジスタンスラインをブレイクできるかどうかを引き続き注視。

これをブレイクしなければ話は始まらない。

また、5月28日の記事でも述べたように、6月初めまで(できれば今週中が望ましい)に28000水準(週足で27990、日足で28152)に到達すれば(b)波の完了・(c)波の開始が確認される。現在はスムーズにそうした動きが達成されるかどうかを見きわめる段階だ。

日足:スラストの挙動

日足の細かな波形を追うのはリスクがある、と断わったうえでここでは目先の動向にも焦点を当ててみよう。

複合調整第2フェーズダイアメトリックフォーメーション(A-B-C-D-E-F-G)は最後の波が収縮トライアングルになったと見られる。よって現在はトライアングル完成からのスラスト(今回の場合であれば上放れ)が進行していると考えることができる。昨日も述べたようにこれは(c)波のスタートでもある。

御存じかもしれないが、「b波第4波以外の場所に出現するトライアングルは「非限定トライアングル」に分類される。非限定トライアングルからのスラストの挙動は限定トライアングルのそれとは異なっており、

スラスト開始

トライアングルの「Apex point(頂点)」の時間帯に向けていったん引き戻し(リトレース)

リトレース後、スラストが再開

という流れになる。

今回「Apex point(頂点)」は6月1日付近と見られるので、いったん調整をはさんだ後、今週後半に向けてスラストに復帰できるかどうかが目先のカギになると思う。

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