6月13日の日経平均は33127まで上昇。
前回記事でも書いたように、本年3月来の上昇は、そこから新規のトレンド・新規のパターンが始まったのではなく、従来から進行していたパターンの一部であると考えられる。3月安値で何らかの既存パターンが完了したとは確認できないからだ(→パターン完了の確認条件)。
とすれば、おそらく2022年10月安値から、形状からは判断の難しい拡大トライアングル「(a)-(b)-(c)-(d)-(e)」が進行している可能性が高い。なぜ形状から判断が難しいかと言えば、(b)波と(d)波がリバースオルタネーションを生じたことで、われわれが見知っている標準的な拡大トライアングルとは異なる姿を見せているためである。