
今週(4月第2週:4月4日~8日)は3月9日の安値24681から4.5週が経過する。
ここまでの高値は3月25日の28338。
これは3月9日から2.5週経過でつけたトップであり、第1MC(メジャーサイクル)トップと見られる。
3月19日の記事ではこう述べた。
PCがボトムをつけると3~5週程度(あるいはそれ以上)上昇する傾向があることから、短くとも3月いっぱい、おそらくは4月前半までは堅調な地合いが続くのではないか。
新しいPCが始まっているのであれば、最初のボトムは(それがメジャーサイクルボトムであるとすれば)3月9日から5~7週後、4月中旬以降が目処になるだろう。
日経平均株価サイクル分析 2022.03.19
結果的に2.5週の上昇は、前回記事で想定した3~5週よりはやや短いものとなっている。
そしてMCトップの到来が早まったため、それに準ずるかたちで、4月中旬と想定した第1MCボトムが4月上旬(現在)に前倒ししていると見ることができる。
4月7日には26801まで下落したが、これは24681から28338までの上昇に対して40.4%の調整であり、典型的な調整範囲(38.2%~61.8%)といえる。
また、2.5週の上昇に対して2.0週の下落なので、センタートランスレーションに近いライトトランスレーション。
これもかろうじてまだ強気サイクルの体裁を維持しているといえるだろう。
ただし、仮にこの先下落が3.0週、3.5週と長引いた場合、つまり4月半ばを過ぎても下落が終わらないような場合は、サイクルがレフトトランスレーションに移行し、弱気サイクルの要素が顔を出し始めることには注意が必要だ。
その意味では4月第3週(4月11日~15日、3月9日から5.0または5.5週)の時点での強弱が、その後に大きく影響するのではないかと考えている。
4月中旬以降、騰勢が復活して28338(第1MCトップ)を超えてくるようならば、相場はおそらく第2MCトップに向けて数週間の上昇を見せる公算が大きい。
※サイクル理論の基本的な知識については、レイモンド・A・メリマンの『相場サイクルの基本』を参照いただきたい。