日経平均株価波動分析 2022.04.11

本日安値は26720

8日の安値(26764)をわずかに更新。

2週間以上にわたって高値・安値の切り下げが継続しているが、これはどこまで続くだろうか。

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トレンドとカウンタートレンドの関係が依然継続

3月9日の安値24681から25日の高値28338までは10.5日間3657円幅上昇した。

いっぽうで25日の28338から本日の安値26720までは11.5日間1618円幅下落している。

時間面では下落期間(11.5日)が上昇期間(10.5日)をわずかに超えてきたが、価格面では上昇を42.6%調整したに過ぎず、半値押しにも届いていない状況である。

価格と時間の比率で考えれば、下落のエネルギーは上昇の半分以下と言い換えることができるだろう。

4月7日の記事でも触れたように、こうした関係はトレンドカウンタートレンドに見られるものだ。

もちろんこの場合、上昇がトレンド、下落がカウンタートレンドであって、上昇トレンドの調整局面は長期化するのが正常な状態である。

第4波の時間≦第3波の時間×300%

ただし、こうした状況は際限なく続くというわけではない。

3月9日の24681以来の上昇がインパルスかどうかははっきりしないが、インパルス(1-2-3-4-5)の第4波の時間は第3波の時間の300%を超えないとされる。

3月15日の25219から23日の280565.5日間)を第3波と仮定すれば、第4波の時間的限界(5.5日×300%=16.5日)は4月15日となる。

よってインパルス(の第4波)であればまもなくボトムアウトするだろうし、今週中にボトムアウトしないのであればインパルスとの見方は大幅に後退することになるだろう。

(仮に今週ボトムアウトしたとしても、それによってインパルスと「確定」するわけではないことに注意。インパルスの「可能性」が存続するに過ぎない。上昇トレンドであってもインパルスとは限らない。)

4月7日のサイクル分析の記事でも触れたように、今週(4月11日~15日)の強弱の次第が今後の展開のヒントになるかもしれず注目するところである。

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