日経平均株価波動分析 2022.04.14

本日高値は27200

4月12日の安値26304から二日間で900円弱(895円)上昇したことになる。

当ブログでは「700~800円規模以上の急騰」がボトムアウト(底打ち)の条件、と繰り返し申し上げてきた。

昨日(4月13日)の記事

反発の加速具合(アクセラレーション)を考慮するうえでは3月時を上回る速度(=少ない時間)が望ましいが、マージン(誤差)は許容されるので、明日27000超えの場面があればボトムアウトの条件に適合すると見て良いだろう。

日経平均株価波動分析 2022.04.13

と述べたように、3月時(3月24日~25日)の上昇(1.0日で714円)に比べると加速はやや劣る(2.0日で895円)ものの、「1日」と「2日」の違いを誤差として処理することに問題はないと思われる。

また

これは4月11日の27004から翌12日の26304までの下落、つまりパターン(シンメトリカルフォーメーション)の最終波「i」を同等時間内に全戻しすることにもなり、やはり下落優勢から上昇優勢への転換を示唆してくれる。

日経平均株価波動分析 2022.04.13

とも述べたとおり、27004から26304までの波iは同等時間内で全戻しされた

さらに言えば4月8日の高値27185も超えており、上昇波動の側にアクセラレーションが作用しているのはほぼ確実だろうと思う。

さらに4月11日の記事では

3月15日の25219から23日の280565.5日間)を第3波と仮定すれば、第4波の時間的限界(5.5日×300%=16.5日)は4月15日となる。

よってインパルス(の第4波)であればまもなくボトムアウトするだろうし、今週中にボトムアウトしないのであればインパルスとの見方は大幅に後退することになるだろう。

日経平均株価波動分析 2022.04.11

と書いたように、4月15日を待つことなくボトムアウトに至ったことで、3月9日以来のパターンがインパルス(1-2-3-4-5)として展開している可能性がある。

これは4月12日の記事で見たように、第2波(3月10日~15日)と第4波(3月23日~4月12日)のあいだに多くの要素(時間・値幅・調整幅・複雑度・構造)でオルタネーションが観察できることからも裏付けられるだろう。

該当記事から表をもう一度提示しておこう。

時間値幅調整幅複雑度
(波数)
構造
波22.5日501.1847.7%3Cフェイラーフラット
波414.0日1752.1260.8%17シンメトリカルフォーメーション
波2と波4の比較

インパルスであるためには第2波第4波のあいだにオルタネーションが明確なかたちで、しかも極力複数の要素で存在しなければならない、というのは何度でも強調したい。

さて、3月9日以来の上昇がインパルスだとすれば、3月15日の25219(波2終点)と4月12日の26304(波4終点)は「2-4ライン」を形成する見込みだ。

今後このラインを割り込むようであれば、これまでの解釈に疑義が生じることになる点には注意。

いっぽう2-4ラインが維持されるかぎりは、第5波がわれわれを意外なエリアまで連れていってくれるだろうと思う。

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