インパルス(1-2-3-4-5)とトライアングル(a-b-c-d-e)はそれぞれ衝撃波と調整波ですので住む世界が違っています。ただしどちらも5本の足から成り立っているところは共通しています。
インパルス(衝撃波)が
- 第1波延長型
- 第3波延長型
- 第5波延長型
の三つに分類されるのはよく知られているとおり。
いっぽうトライアングル(調整波)も
- a波最長型=収縮トライアングル
- c波最長型=ニュートラルトライアングル
- e波最長型=拡大トライアングル
の三つに分類されます。
旧来のエリオット波動にはc波最長型トライアングルという概念はありません。これは米国のグレン・ニーリーが構築したネオウェーブ(NEoWave)理論の研究によるものです。
ニュートラルトライアングルの発見によって、インパルス世界とトライアングル世界のあいだのミッシングリンク(missing link)が解消され、ウェーブセオリーはより体系的な理論になったと言えます。
ちなみにインパルスが1・3・5波の長さ(値幅)の相違から分類されるように、トライアングルの分類もa・c・e波の長さ(値幅)の相違がもとになります。
つまりパターンの分類はトレンド方向の波(1・3・5とa・c・e)によっておこなわれます。カウンタートレンド方向の波(2・4とb・d)は根本的な分類に影響しません。