日経平均株価波動分析 2022.03.22

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27000水準クリア、次は27880クリアが課題

上昇基調のまま27000水準を難なくクリアしてきた。

3月17日の記事でも触れたように、3月9日安値から「5.5週以内に9.8%以上の上昇」が9月からの下落パターン完了の条件ということであったが、本日の高値27284で10.5%の上昇となって早々と達成してきた。

底打ちということであれば、9月以来のパターンは(a)~(g)のダイアメトリックフォーメーションを完成したことになる。

今後は2月10日の27880をクリアすればさらにその信頼度は高まるだろう。

ただし27880クリアがうまくいかなければ、(h)(i)の二つの波が後続してシンメトリカルフォーメーションになるリスクもわずかに残されている。

サイクルからも27880注視

サイクルからも27880クリアの如何によってプライマリーサイクルがボトムをつけたかどうかを判断することになるので今後重要な水準だ。→日経平均株価サイクル分析 2022.03.19

現在の反発が3月9日から3~5週間以上持続できるかどうかにも注意が必要。上昇期間が短ければ再度ボトムテストの余地が残る。

上昇基調の維持がどこまでできるか

3月9日の24681からの上昇については現在

  • 複合調整の第2フェーズ(A波)
  • インパルスの第3波

双方が想定可能。

今後チャネルオルタネーションなどの条件を考慮してどちらか判断していくことになる。

いずれにしてもここまではおおまかに上昇トレンドを形成中であり、今後の調整においてサポートラインとの関わりが注目される。

現時点では図のサポートライン1(破線青)サポートライン2(破線赤)が考慮される。

これらのラインは相場展開の仕方によって適宜調整されることに留意されたい。

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